ストレスで限界…休職したい人が試すべきこと



ストレスにさらされる日々

 

 

とかく現代人は常にストレスにさらされています。便利な世の中になっているのに皮肉なことではありますが、残念ながらストレスフリーで生活するなどは不可能に近いのかもしれません。

 

特に社会人の場合は、職場環境から人間関係などまで、精神的ストレスの原因が多く存在しています。現実的な過重労働による肉体的ストレスもあると思います。

 

しかし、そうしたストレスを「我慢するしかない」と考えてしまったら、それが限界を超えた時に大変なことになってしまうのです。こと仕事に関連したことになると、「この程度は我慢しなければ」、「自分の立場上、仕方ない」、「困難でもやらなければ」等、本来の自分の感情は抑圧してしまいがちです。

 

こうして抑圧された感情がどんどんストレスとして積もっていき、やがて限界を迎えて、慢性的な症状へと移っていくのです。

 

では、ストレスがどうしてなぜ病気につながるのでしょうか?それはホルモンが関係しています。人間はストレスを受けると、それに対処するために脳から指令が出て副腎皮質からコルチゾールを分泌します。ストレスホルモンと呼ばれているコルチゾールは、ストレスから身体を守るために血糖値を上げ、脂肪を蓄積しようと作用します。これでいつでも戦闘態勢にある状態を維持させようとします。

 

しかし、適度なストレスは、身体を司る自律神経(交感神経・副交感神経)のバランスを乱し、活動を促進する交感神経の方が優位になって、身体が常に緊張状態になってしまうため、体調不良として現れてくるのです。当初はちょっと体がだるい程度ですが、慢性になってしまうと、いろいろな病気の原因となってしまうので。